スマートフォン向け人気ゲーム「ポケモンＧＯ（ゴー）」の地域社会への影響を分析するため、神戸市はプロジェクトチーム（ＰＴ）を発足させ、初会合を開いた。

　ＰＴは市や兵庫県警、民間ＩＴ企業などの２０人で構成。利用者が急増するポケモンＧＯの影響を、安全性やまちのにぎわい、教育などの観点から分析し、今後の対策を検討する。

　初会合は９日、非公開で行われた。市によると、東遊園地（同市中央区）の阪神大震災の犠牲者を追悼する「慰霊と復興のモニュメント」でアイテムが獲得できる「ポケストップ」の設定を削除するよう、開発を主導した米ナイアンティックに要請したことが報告された。その上で、他の公共施設においても削除依頼すべきかどうか、市の基準を設けるとした。

　一方、ポケモンＧＯを活用したバスツアーなど、街の活性化に利用する案も出たという。
http://www.sankei.com/west/news/160813/wst1608130025-n1.html